リノベーション詳細

京都市左京区高野リノベーション 

このお家は鴨川デルタで有名な出町柳から北へ10分ほどにある古い京町家のようなお家でした。最初に拝見した時はとにかく暗いお家でした。リビングといわれる場所に関しては光が入る屋根をすべて塞ぎ、昼間でも全く光が入らず、暗闇の状態でした。またこの家は東側が大原街道と呼ばれる道で車や自転車が常々走り、北側、南側はくっついており、西側は隣家がそこそこ密集する坪庭のような環境でした。暗さの解消の為、東側に大きな窓を持っていきたいのですが外から室内が丸見えになってしまいます。そこで考えられたのが屋根をすべてガラス瓦にし天窓のような状態に持っていこうというアイデアでした。視線は遮り、光は燦々とはいってくる、西側からも柔らかな光が庭を通して入ってきます。ただ、今回の間取りの特性上、家の中心辺りがどうしても暗く感じる間取りでした。その辺りの天井の上は部屋がある為、天窓などが設けられません。そこで設計士さんからのご提案が「膜照明」なるもの付けることになりました。この照明は照明なのですが設定すると自然光と間違うような明るさが作れます、このシステムを導入したおかげで暗くなると思われたエリアも違和感なく明るさが確保できました。又、外部は銅板をはり、経年変化で色あせていく様を楽しんでいただけ、且つ少し目をひく外観となりました。自転車で移動が便利な京都の町ですので大きな土間を取り自転車も室内まで入れ込むことが出来ます。2階は個室が2つ、それぞれに皮やタイルなどを使い、住んでいて楽しいお家が作れたと思います。

リノベーション概要

物件名 京都市左京区高野リノベーション 
工事現場 京都市左京区高野
内容 リノベーション後販売
竣工時期 2024年3月竣工

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